小児(14歳以下)のいびき、睡眠時無呼吸について

発育途上の小児については成人とは別の基準で考える必要があります。 睡眠時無呼吸と関連の深いいびきは、1歳半より2歳半から急速に増加し、3歳半にピークがあり早い時期からの注意が必要との報告があります。 また、近年問題となってきた小児肥満の問題も見逃せません。


小児(15才未満)について記事一覧

小児のいびきや睡眠時無呼吸については扁桃肥大の有無やアデノイド肥大、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などの鼻閉をきたす疾患の有無を調べるためにファイバースコープ検査を含めた視診、レントゲン検査およびアレルギー検査等を必要に応じて行ないます。  同時に、顎の発育の問題も関連しているためレントゲン検査に付随してセファロメトリーも行う必要があります。 また、無呼吸の程度の判定には成人にも用いられる簡易睡眠時無...

アデノイド肥大、扁桃肥大が睡眠時無呼吸の原因となっている場合はそれぞれアデノイド切除術、口蓋扁桃摘出術が必要です。 また、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎に対してはそれぞれの治療が必要です。 また、小児科と連携した肥満対策が必要なことは言うまでもありません。 また、近年小児期の顎・顔面矯正が歯科領域で積極的に行われるようになってきていますが、当院でも医科歯科連携して積極的に取り組む課題であると考えており...