小児のいびき、睡眠時無呼吸の診断

小児のいびきや睡眠時無呼吸については扁桃肥大の有無やアデノイド肥大、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などの鼻閉をきたす疾患の有無を調べるためにファイバースコープ検査を含めた視診、レントゲン検査およびアレルギー検査等を必要に応じて行ないます。  同時に、顎の発育の問題も関連しているためレントゲン検査に付随してセファロメトリーも行う必要があります。 また、無呼吸の程度の判定には成人にも用いられる簡易睡眠時無呼吸検査が最も実用的で効果的な検査法と言えます。 その際の無呼吸・低呼吸指数の下限は成人が5以上であるのに対し1〜2と言われており小児の場合成長期の脳や顔面の発育に対して睡眠時無呼吸の影響が大きいことを意味しております。